参考書籍

  • 見込客リストの集め方、使い方

    見込客リストの集め方、使い方  2016,6,14

    これは自分の集客として個人的に興味がありポチった一冊です。どのようなビジネスも大方当てはまると思うのですが、まずは見込み顧客を多く確保したい、その際に現在で使える手法を、筆者が実際に行った手法を解説しながら説明しています。
     
    どのような点にユーザーは興味を引かれるのか、集まったユーザーへ商品が必要とされる背景について教育してもらい、商品へのハードルを下げる方法などが記載されています。ツールもブログ、Facebook、Twitter、ステップメールの活用方法と網羅されていたり、アップセルとクロスセルで気をつけるべき点など、実際に行おうとする際に使えるTipsが数多く紹介されています。
     
    自身でもまずはメルマガを執筆する際に押さえなければならないポイントが把握でき、早速使えました。 対象としてはリストを使ったマーケティングを行いたい方でしょうが、ウェブコンサルとしても押さえておきたい内容でした。
    評価 ★★★★(星5つで満点)

  • グレイトフルデッドにマーケティングを学ぶ

    グレイトフルデッドにマーケティングを学ぶ 2016,5,23

    この本は以前環という会社に勤めていた際に江尻社長から紹介された書籍です。
    約50年前、ビートルズよりも売上を上げていた「グレイトフルデッド」というバンドがどのようなマーケティングを行っていたのか、その手法を解説しています。 以下、主に彼らが行っていたマーケティング手法です。

    ・コントラリアンマーケティング 他企業とは反対のことを行った。
    コミュニティを築き、お客様に対して敬意をもって丁重に扱った。
    ⇒より熱心なファンになってくれた。

    ・インバウンドマーケティング 有益なコンテンツをつくり、消費者から見つけてもらった
    他のバンドがレコードを販売することで稼いだのに対し、音楽を無料で、より良い場所で録音させてファン同士に交換させた。 
    ⇒消費者が協賛者になり、ライブに客が訪れ、ライブで稼ぐことで収益を得た。

    ・トライアンドエラーを繰り返した 様々な楽器を使って失敗した。
    どんどん新しいことに挑戦させて、失敗したらそこから学ばせればよい。

    ・ブランディング コミュニティに自分たちが何者であるかを決めさせた。
    コミュニティが育っていく過程で自分たちのイメージを押し付けず、それをファンに任せた

    ・集客
    ライブを開催するとその演奏をコピーし、テープから作られた多くのコピーが広告として新たな顧客を呼び寄せた。無料で音楽を入手できても、プロによる高音質の録音を買いたいユーザーはいるはず。最も情熱的なファンは、最高の品質を得るためにプレミアム価格を払ってくれた。

    いかに自分たちの音楽を多くの人に伝えるか、そしてどこでマネタイズするか、これをこのバンドでは他のバンドではやらなかった手法を使って結果、ビートルズよりも多くの売上を上げることに成功しました。

    面白いのは、これらの手法は技術が進化した現代でも(ツールは変わりますが)通用するということです。マーケティングは時代が変わったり技術が発達してもその根本的なコアな部分は変わらないということでしょう。

    読む際は、彼らの手法を現代ならば、自分の立場であればこんなことに使えるのではないか?と進めて頂けると役立つのではないかと思います。
    惜しむらくはハードカバーで読みづらいところ、ですね。
    軽く読んだりするのに向いている内容だと思うのですが。
     
    評価 ★★★(星5つで満点)