2026.07.13

自己理解について②
マイナスの経験の中にも「資源」がある

前回のブログでは、自己理解の大切さと、
自分の「強み」を認識することの難しさについてお伝えしました。

本日は続きとして、自己理解のもう一つの視点、
**「資源」**についてお伝えしたいと思います。

「資源」と聞くと、少し難しい言葉に感じるかもしれませんが、
キャリアの世界では

これまでの経験や学び、支えになっているもの

を広く「資源」と呼ぶことがあります。

例えば、

・これまでの仕事経験
・身につけてきた知識やスキル
・支えてくれる人とのつながり
・困難を乗り越えてきた経験

なども、大切なキャリアの資源です。

ここで少し興味深い考え方をご紹介したいと思います。

**「ネガティブ・ケイパビリティ」**という言葉があります。

これはイギリスの詩人ジョン・キーツが残した言葉で、
心理学や教育の分野でもよく紹介される概念です。

簡単に言うと、

すぐに答えが出ない状況や、不安や迷いのある状態を受け止めながら考え続ける力

のことを指します。

人生や仕事の中では、

・思うようにいかなかった経験
・悩んだ時間
・迷った時期

があるかもしれません。

そのような経験は、
できれば避けたいものに感じることもあると思います。

しかし、キャリアコンサルティングの面談をしていると、
そのような経験の中にこそ、大切な資源が隠れていることがよくあります。

例えば、

・困難な状況でも仕事を続けてきた経験
・悩みながらも自分なりに考え続けてきた時間
・環境の変化に向き合ってきた経験

こうした経験は、

・粘り強さ
・状況を受け止める力
・人の気持ちを理解する力

といった形で、
これからの仕事にも活かされる力につながることがあります。

面談の中でお話を伺っていると、

「実はあの経験が今の強みにつながっているのかもしれませんね」

という気づきが生まれることがあります。

ご本人にとっては
「できれば思い出したくない経験」だったとしても、
そこには大切な学びや力が含まれていることが少なくありません。

就職活動では、つい

「何が足りないか」
「何ができていないか」

に目が向きがちです。

しかし同時に、

これまでの経験の中にどんな資源があるのか

という視点で振り返ってみることも、とても大切です。

キャリアコンサルティングの面談では、
これまでの経験を一緒に整理しながら、

・強み
・資源
・これからの可能性

を見つけていくお手伝いをしています。

もし

「自分の経験に自信が持てない」
「過去の経験をどう活かせばよいか分からない」

と感じている方がいらっしゃいましたら、
ぜひ面談の中で一緒に整理していきましょう。

これまでの経験の中には、
未来につながる宝がきっと見つかるはずです。